メルマガのクリック率を何のために測定するのか?

先日のメルマガセミナーでいろいろな質問がありましたので、今日はその一部をコンテンツとしてお届けしたいと思います。

メルマガのセミナーを開催すると、必ずといっていいほどクリック率についての質問が出ます。たとえばですが、このような質問をいただくことが多くあります。

「クリック率は何%が合格ですか?」
「世間一般のクリック率は何%ですか?」

質問の返答をお伝えすると、私はほとんどクリック率を取っていません。
じつはこう言うと驚かれる方も少なくはないのですが、これにはシンプルな理由があります。それは、計測しても使わないからです。

使わないデータを収集しても意味がない

なぜクリック率を計測しないのか。
それは、計測したクリック率のデータを使うことがないという理由の他に、また違う理由があります。それは、読者をいかに配慮できるか?ということです。

メルマガの配信システムによっては、クリック率の測定URLが出るものや出ないものもあります。測定URLが出ないものでも、レイアウトが一部崩れてしまうなど、読み手にストレスを与える可能性がなくはありません。

一方クリック測定のURLが出るものは、慣れた読者からすると「データを取られている」ということが容易に分かります。なかには、測定されているURLはクリックしたくないという人もいるくらいです。

もしクリック率を測定し、それに基づくデータを使用するならまだしも、こういった理由があるために、データを使わないのであれば測定しないということを徹底しています。

指標は、読者の総アクション数

ただ、こんなお話をすると「では、何を指標にしているのですか?」と聞かれます。それについては、読者が目に見える形でどのくらいアクションを起こしてくれたか?という部分と答えています。

そもそも私がメルマガを出す目的は、啓蒙であったり、信頼関係の構築です。そのため、短期で見たときの指標というのは持たないようにしています。
逆に長期的に見た場合は

  • トータルの資料請求数
  • 問い合わせ件数
  • セミナーの参加数
  • ビジネス実践塾などの入会数

などを見ています。

啓蒙や信頼関係の構築がメルマガでは必須です。でも、それは「数字」では追えないのが現実です。だからこそ、長期的な成果で見た方がいいと思います。

クリック率はあくまで指標!

ちなみに、平均的なクリック率を求めようにも、コンテンツ、リストの質(濃さ)、掲載するURLの数によって大きく左右されます。
そのため【平均】ではとらえられません。

そのため、外部に指標を求めるのではなく、自社の中で、経験値を積み重ね数値化した方がいいと思います。ぜひ、参考にしてみてくださいね!

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