事務的なメルマガ配信作業に苦言!

少し棘があるようなタイトルで恐縮です。
最近ランチ会や出版記念講演、セミナーなどのイベントに呼ばれることが増えていて、そこで感じたことをシェアしようと思います。

私自身はこういったイベントは大好きですし、情報収集のためにも意識的に参加するようにしています。実際、自分の専門分野でも積極的に情報を掴みにいくことで、新しいアイディアや知識が増えていきますからね。
現場の第一線で活躍する人間である以上、こうしたイベントに参加することは必須だと思っています。

しかし!イベントが終了してから数日後に届くメルマガに辟易しています。

イベントの参加したからといって、メルマガ登録OK、ではない

名刺交換をした人をメルマガに登録することは、特に違法ではありません。しかし、なんの確認や連絡もなく、いきなりメルマガを送りつけることは、完全にマナー違反です。
お会いした方にお礼メールを送りつつメルマガの案内をする。それがスマートです。

そのため、こうした機会では名刺交換をしたくないなぁと思うこともしばしば。もしくは、交流会ではメインのアドレスじゃないものを出そうかなぁと思うことすらあります。
名刺交換した結果を「数」としてしか見ていないので、そのような対応になってしまうのでしょう。それが非常に残念です。

「数」として見ると、「数」をこなすことで成果は出ます。確かに確率論でおうと、100名と名刺交換したら1名くらい見込み客になるかもしれません。しかし、そのほかの人がその会社(当事者)のことを嫌いになる可能性が非常に高いのです。

また、Gmailなどに搭載されている「迷惑メールボタン」を押されるリスクもあります。それは完全に自社にとっても不利益です。

最近届いた、少し迷惑なメルマガの事例

ちなみに、最近登録されたメルマガには、以下のような文言がありました。

※このメールは弊社のお取引先や名刺交換などの交流があった
本当に大切な方のみに送信させていただいております。
今後この情報配信が不要な場合は、名刺データベースごと削除しますので
件名に「配信停止」とご記入いただき、このままご返信ください。

「大切なお客様」に対して、このようなスパムメールまがいのメルマガを送っている。もはや、思考と行動が一致していません。また、「数」としてしか見ていないので、「名刺データベースごと削除」という記述が出てしまうのです。
大切なのに、いらないと言われたら手のひらを返すような扱い(笑)。

しかも、自分が処理をしやすいように、件名に「配信停止」と書かせるのも、どうかと思います。

このテンプレートがあるのか(?)、同じような文言のメルマガが届くことが増えています。

「何のためのメルマガなのか?」を、もう1度考えてみよう

メルマガというのは、お客さんとの関係を保つ非常に重要なツールです。唯一のプッシュ型のメディアであり、毎日一度はチェックされているのがメールです。

しかし昨今このようなメルマガの利用もあり、メルマガを敬遠するケースも出ています。配信者一人一人のモラルの問題が大きいのですが、最低限、名刺交換をしたときには、メルマガを届けていいかの確認をすることは必須。

また最低限、簡単に解除できるフォームを準備することもやるべきです。

配信者のモラルが高くなれば、もっとメルマガも好まれるようになるはず。ぜひ、配信者のみなさまは「マナー」を意識して下さいね!

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