メルマガの読者を増やしたいというのは、多くのメルマガ発行者の希望なのではないでしょうか?
今からもう14年前の2004年。私はあるセミナー会場で、次の発言をしました。
絶対に今、取り組んだ方が良いです。
なぜなら後数年もすると、獲得単価が20~30円になるからです。
そうなると、投資と回収の関係で見たときにマイナスになる人も多く、読者獲得が困難になります。
この発言をしたときには、確信がありました。メルマガが当たり前になり、みんなが読むようになる。企業もメルマガを出し、流通量が爆発的に増える。しかし、人が処理できる情報量やメルマガの量は増えない。
つまり、読みたくても読めない。もしくは、メルマガを読まなくなる可能性が高い。その結果、解除数は増えていくでしょう。
だからこそ、早い段階で読者獲得をするべきだったのです。
メルマガ読者の獲得単価は、たった14年で●倍に!?
昔、あるお客さんに「獲得単価15円の今のうちに、できる限りアドレスを集めておきましょう。これが将来の資産になりますから!」と提案しました。
それに対してその方は、「平野さん、高いよ。これは。もっとどうにかならいの?」というお返事をされていたのですが、今はすごく感謝されています(笑)。
そしてそれから4年後の2008年、私はある会場で、次のような話をしました。
今は、1アドレス50円で集められます。名前付アドレスでこの価格です。
この価格はあと数年で、300円を超えるでしょう。
そこまで単価が上がった場合、なかなか集められなくなります。
だからこそ、今集めてください!
それからまた4年。2012年のアドレス獲得単価は300円が主流。中には、500~800円のコストを投下している人もいました。
そして現在、2018年。アドレス獲得単価は安くても1,500円、通常は2,000円以上となり、6年前の2012年に比べても7倍以上に膨らみ、2004年からするともう150〜200倍にまで膨らんだのです。
なぜ、それだけのコストをかける人がいるのでしょう?その答えは単純で、「かかったコストを回収できる仕組み」があるからです。
【無料・有料】メルマガ読者を増やす方法
メルマガ読者を増やす方法は
- 工夫をする(知恵を使う)
- 手間をかける
- お金を使う(広告展開)
この3つしかありません。そしてこれらを分けると、「お金をかけるか・かけないか」の2つになります。
「工夫をする」「手間をかける」というのは、お金がかからない方法です。
たとえば知り合いやビジネス仲間に登録をしてもらう、そして可能であれば特典などを用意してキャンペーンを始め、紹介してもらう。
最初はある程度これでも読者を増やすことができますが、すぐに登録の勢いは弱くなってしまうでしょう。
しかし、そう何度も紹介してもらえるものでもなければ、そこだけに手間や時間を取られてしまっていては意味がありません。
自分の本業に集中しつつ、メルマガ読者を増やそうと思うと、広告を活用するなどお金をかけた戦略も必要になってきます。
もちろんお金をかけずに読者が増えれば、それほどいいことはありません。
しかし、お金をかけてでも読者を増やした方が、売り上げが上がるスピードもその金額も、加速することは間違いないのです。
「お金をかけて読者を増やそう!」と思った今、1番獲得単価が安い。
無料で読者を増やす方法は、たくさんあります。そして同時に、有料でも読者を増やす方法はたくさんあります。
しかし大事なのは、読者を無料で獲得できるかどうかや、何円で読者を増やせたか、ではありません。1番大事なのは、「(かかったコストに対して)どれくらいのスピードで回収ができたか」、そして「どれくらいの利益を確保できたか」です。
ビジネスにおいてメールが使われている限り、メルマガは有効な媒体です。
無料・有料の方法を織り交ぜ、読者を増やし、セールスして、利益を最大化する。メルマガ発行者が考えるべきは、ここなのではないでしょうか。