訴えます!?過激タイトルの是非について。

メルマガを開いてもらうためには、次のステップが必要です。

  1. メールを受信(※迷惑メールに入らない)
  2. 件名をみて興味を持つ
  3. 開封
  4. 冒頭で面白そうと思ってもらう(※そしてスクロール)

メールなので「届く」ということが最低条件ではありますが、読んでもらうためにはまず件名で興味を持ってもらうことが重要です。

件名で興味を持ってもらう切り口はいくつもあります。
たとえば、

  1. 自分事だと感じてもらう
  2. 今すぐ開かないと『損をする』と感じてもらう
  3. 知りたいと思ってもらう
  4. お得だと思ってもらう
  5. 「おや?」と思ってもらう

などなど。いつも件名には注意を払っています。

私がいつも考えているのは読者さんのメリット。そのため「だまし」「感情に過度に訴える」というものはつかっていません。ただ、ちょっと気になるは最近「だまし」や「感情に過度に訴える」件名が増えていることです。

件名で煽った方が開封率は上がるのか?

たとえば・・・・相手の名前を件名に挿入して、

  1. 平野さんに100万円をプレゼントします
  2. 平野さん、もう耐えきれません
  3. 平野さんを訴えようと思います
  4. 平野さんの秘密を知りました

このような件名をつけたらどうでしょうか。

おそらく開封率は一気に何倍にもなります。しかしこれは、同時に相手に対して強いストレスを与えます。中には、「引っかかっちゃった。面白いなぁ」という感想を持つ人もいるでしょう。逆に、「ふざけるな!」と感じる人もいるでしょうね。

この手のメールは、絞り込まれた対象(友人など)ならばありかもしれません。しかし不特定多数に送るメルマガという媒体では不適切です。

「開封」はあくまで「プロセス」。

ピックアップしたようなタイトルでは、たしかに開封率が上がるかもしれません。しかしメルマガを発行する、メールを配信する上で、本当に達成すべき目的は「開封してもらうこと」なのでしょうか?

開封してもらうことというのはたしかに必要なことですが、これは「達成すべき目的」ではなく「達成するためのプロセス」です。結局最終目的というのは、メールを開き、読んでもらった上で、何かを購入してもらったり、自分の考えに触れてもらうこと。ただ開封してもらうことだけに注力した煽り系タイトルのメールは、多くの人にとっては迷惑なゴミメールにしかなりません。

こう考えると、スパムメールという環境汚染(?)になるのか、高い成果を上げるマーケティングなのか、その境目はしっかりと理解して取り組むべきでしょう。

メルマガを取り入れたビジネスの仕組み作り!即興アドバイス付きセミナー
平野友朗の日刊メルマガ『0.1%の成長』(無料)