メルマガのゴール設計

効果を出したければゴール設計を!

メルマガを読んで、その後にとってもらいたい行動、次のステップを、ここではゴールと表現します。

メルマガをきちんと活用したいなら、ゴールを設定すべきです。
ただ何も考えずにメルマガを出しても、効果は出にくいのです。

「0.1%の成長」の場合

平野友朗(株式会社アイ・コミュニケーション)が発行しているメルマガ『0.1%の成長』には、いくつものゴールが用意されています。たとえば・・・

  • 質問や感想の受け付け
  • 出版書籍のAmazonページへのリンク
  • まぐまぐ!配信読者へ独自配信メルマガへの登録移行のお願い
  • イベント・セミナーの案内
  • キャンペーンのお知らせ
  • 平野友朗への取材の受付
  • 平野友朗への執筆依頼の受付
  • クライアントの広告
  • ビジネス実践塾の入会案内
  • その他商材の紹介

では、『0.1%の成長』の一番の目的はなにか?

  1. 啓蒙活動+コミュニケーション
  2. 商品の販売
  3. コンサルティングの獲得

この3つすべてが正解ではありますが、答えは1.啓蒙活動+コミュニケーションです。
これを第一に考えながら、2~3もカバーできるようにしています。

メルマガは読んだあとが勝負

メルマガを配信するからには読んでもらえなければ意味がありません。
読んでもらえていないときは、内容や発行方法そのものを見直した方がいいかもしれません。

読んでもらえていることを前提に、「反応をしてもらうこと」つまり「ゴールに到達してもらうこと」が重要です。

メルマガを発行することに意味があり、読まれていなくてもいい。
単なる啓蒙活動としてメルマガを送っている。
そうであるなら、読者の反応を意識する必要は無いかもしれません。

しかし、興味を持ってもらい、関心を抱いてもらって、質問や感想をもらいたい
出版書籍のAmazonページで書籍を購入してほしい
まぐまぐ!配信読者には独自配信メルマガへ登録移行してほしい
イベント・セミナーに申し込んでほしい
キャンペーンに申し込んでほしい
取材をもらいたい
執筆の依頼がほしい
クライアントの広告を見てほしい

このような「反応」を一つでも期待しているのであれば、「反応をしてもらうこと」という点を強く意識しなくてはなりません。

「反応」はメルマガを発行する「目的」でもあり、読者を導く「ゴール」です。

ゴールは1つにするべき

本来、メルマガの目的や商品が絞られているのでしたら出口は1つにするべきです。
それが結果を最大化する方法だと思っています。

例えば、

メルマガの上部では商品Xを
メルマガの中部では商品Yを
メルマガの下部では商品Zを

販売していたら読者はどう感じるでしょうか?

おそらく、「どれを買ったらいいんだ!」って混乱するでしょう。

まだ、商品が似ているモノだったらいいです。
しかし、ジャンルが違うモノだと分散する危険度が高いと思います。
混乱は避けられません。

はじめは、商品Xを買おうと思っていたのに、次に出てきた商品Yにも目移りして、結局、商品Zにも惑わされて・・・。
「また今度でいいや」って思ってしまうのでは?

迷わず、思った通りの道を進んでもらうには、道が一本。
これが大切ですね。
「0.1%の成長」の場合は、すべての目的を広く薄くカバーできたらいいので、まんべんなく散りばめています。

「ゴール」を準備する書き方は、内容によって変えてよい

このような時は、ゴールが一本のメルマガを配信しています。

出版したときや
商材を売り止めにするとき
商材を新たに出すとき
講演会をやるとき

あなたのメルマガには、いくつのゴールがありますか? 数えてみてくださいね。

そしてまずは、ゴールを絞ったときと複数用意したときとの反応の差を比べてみてください。
そこで体感していただくとその後の戦略も決まりますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。