ビジネスをコントロールする

ビジネスをコントロールできるのはメルマガだから!

美容業界の専門誌から取材を受けたとき、「この業界、メルマガはまだまだこれからなのかも…」と感じました。

ネットマーケティングが盛んな業界では もうメルマガは浸透しきっていて、今後どうやってセグメント配信をするのか?がポイントになります。 しかし、メルマガがまだまだ浸透していない業界の場合は、「送ってみる」だけで工夫することなく、売り上げにつなげられるようです。

この取材の際、一番記者さんが食いついたのが、「メルマガを出す目的は、自分のビジネスをコントロールしたいからです」というフレーズでした。

私の場合、過去5年間くらい営業社員をやり、その後独立。
営業時代のテレアポのつらさや、予算を達成するために「売り上げを作る」ということのつらさを何度も味わっていました。
月末になって、1円も売り上げがたっていないので、取引先を回り頭を下げる……
そんなことも1度2度ではありません。

そのような背景があったので、営業をせずに、「仕組みで売り上げを作る」ということは、このビジネスを始めた当初から課題としていました。

そのときに着目したのが「メルマガ」です。

自分で媒体を持つことで 告知をしたいその瞬間に大勢に知ってもらうことができます。
例えば…

こんなシーンでメルマガは活躍

夜のセミナーの集客を、朝のメルマガで行うこともできる
今月、あと○万円の売り上げが足らない。ということになれば、その売り上げから逆算をして メルマガを出し予算を達成することができます。

ブログでも告知機能がありますが 相手が自発的に見に来ないと伝えられないというデメリットがあります。

事例

『最近は、サイト制作の案件がかなり増え、あと2~3ヶ月は全く受けられない状態です。』
このような情報を書くことにより ウェブサイト制作の問い合わせを減らすことができます。

メルマガやサイトで「受けられません」と書いていても、切羽詰まった方やご紹介などはどうしてもやってきます。
それでも数は調整できますので、外注さんを使うなどして何とかできる範囲です。
こうして忙しい時期を乗り越え、ある程度落ち着いてきた頃。

「そろそろウェブサイト制作の受付を再開します」と送ると、数件の問い合わせが入ることが予測されます。
それが、ビジネスのコントロールです。

この「メルマガ」という媒体がなければ ネット広告に費用をかけたり、または、過去の顧客にDMを送るなどして、それなりのコストをかけなくてはいけないでしょう。
でも、メルマガならコストはゼロ。記事を書いて送るだけ。これだけで事業がコントロールできるのです。

ビジネスのコントロールをしたほうがいい職種

時間の切り売り型の商売をされている方は必要

メルマガの読者さんには、士業さん・コンサルタント・デザイナーさん・ライターさん・コーチングやカウンセリング・研修業・ネット通販など様々な方がいます。
このような方々の中でも特に「時間の切り売り型の商売」をされている方は、絶対このビジネスをコントロールするという概念を持たないと危険です。

私ももともとはコンサルティングのみが仕事でした。
そうなると1日○万円×30日という感じで計算をすると、月の売り上げの上限が見えてしまいます。
同じように、あなたの売り上げの上限についても考えてみてください。
物販なら注文が多いに越したことはありませんが、時間と売り上げが高い相関関係にある場合は、注文のコントロールや抑制が重要です。

今は注文件数が少ないから関係ないよ。
という声が聞こえてきそうですが、少ないうちからきちんと設計をしないと、あとで増えてから痛い目を見ることでしょう。

これからメルマガを始める方は、事業のコントロールを強く意識して欲しいと思います。
そのうえで、読者さんを啓蒙する。

顧客になりうる人のみを配信ターゲットとし、無意味に量を考えない。
などが重要になります。

※ちなみに、「ビジネスをコントロール」する場合、配信ターゲットをセグメントできることが必須条件です。
なぜなら、その方が何倍も売り上げにつながりやすいからです。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。