「メールもメルマガもタイミングが命!」だと、つくづく感じます。
私は仕事柄、東京ビッグサイトで開催されているマーケティング系の大型のイベントにも足を運びます。そしてその場で名刺交換をしたり、名刺と引き替えに資料をいただくこともあります。
その結果、お知らせメールやメルマガが届くこともあるのですが、いつも思うのが「タイミングが悪い!」ということです。
「タイミングの悪さ」とは、つまり?
タイミングの悪さとは、どういうことなのでしょうか。
それはつまり、完全に忘れた頃にお知らせが届くのです。
たとえばアンケートに「興味があります」と書いていたとしても、1~2週間すると気分は完全に冷めています。そんなときにメールが届いても、アクションをとりたいと思えません。また、メルマガが届いたとしても、迷惑なメールとしか映りません。
そんな気持ちをある大手企業のイベント担当の方にお伝えしたのですが、「平野さん、確かにそうなのですが、現実的には無理ですよ。海外に名刺を送って入力してもらうので……」と言われ、凄くガッカリしたことを覚えています。
手段が目的にすり替わっている、典型的なパターン
なぜガッカリしてしまったのか?
それは、企業の目的が「展示会で名刺を集めること」と「リスト化すること」になっているからです。
海外で1週間かけて入力するならば、数倍の金額がかかったとしても国内で一気に入力して、翌日から営業をかけるべき。リストの重要性が分かっているわけですから、社員総出で入力をして対応するくらいのことをやってもいいと思います。
テレアポの時のメール対応もタイミングが命です。たとえば、営業マンから電話に対して「詳細の資料をメールで送ってください」とお伝えした場合、30分以内にメールが届かないと簡単に忘れてしまいます。
昼電話があって、夜にメールが届くこともありますが、おそらく、夜にまとめてメールを送る作業をしているのでしょう。でもそのタイミングに届いたとしても、私はすっかり忘れています(笑)
自分で依頼したことを忘れていて、また営業メールが来た……削除しよう、なんてことになってしまいます。
「面倒だから効率化」では、成果は出ない
私たちはつい面倒になると、「送るという作業を完了すればいい」と思いがちです。そのため、効率だけを優先し「夜にまとめて送る」のです。
しかし、重要なのは作業の完了ではありません。本当に重要なのは、その作業の先にある「結果」です。結果を意識して活動をしていると、いつ送るべきか迷うはずがありません。
みなさんも営業電話をしたときにはどのタイミングでメールを送るべきか。これをしっかり考えて送ってくださいね!!