発行者だから言えること

メルマガ発行者だから感じること

インターネットを使って仕事をしていると、毎日メールを受け取ります。発行者なら、質問地獄は誰もが通る道でしょう。

はじめは、こうしたお問い合わせってうれしいですよね。かつては、メルマガの下部に「お返事を24時間以内にお書きします」と書いていました。必ずメールをチェックして、意地になって(?)24時間以内に返していました。

でも…あるときから、それはやめました。今では、100%返事を書くわけでもありません。(90%くらいに減っています)

返事を書かなくなったのは

たとえば、たった数行のメールは、相変わらず多く届きます。あなたのところにも、こういった安易な相談や、数行だけのメールって届きませんか??

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行数が問題ではありません。そのメールのマナーに問題があるのです。

名乗らないお問い合わせ。返事をしてもその後がない

その多くは「自分の名前すら名乗っていない」のです。もしくは、名乗っていても明らかにハンドルネームだったりします。

以前は、そういう問いに対しても、「メルマガの読者を増やす方法には、大きく分けて○○個あって、○○○○の場合は、××の手法が良いですよ」などと丁寧に返していました。

しかし、あるときに気づいたのです。そういうメールをいくら丁寧に返しても、お礼のメールやその後の報告メールは一切届かない…。情報を受けておいて、なんら音沙汰がない。そういうコミュニケーションをとっている方が少なからずいる。これは、本当に残念なことです。

数を打てばあたる。そういう考えかもしれません。でも同時に、そのメールが今後の関係を悪化させていることもあるのです。やっぱり、同じ人から何度もそういうメールが届いたら、返事を書くのって、嫌になりますよね??

きちんとコミュニケーションをとろうと思って考えたら、いくらでも、やりようはあります。以前出した教材に書いてある手法を使った方は、「50%以上の方に相互紹介を受けてもらえました。」というコメントを寄せてくださいました。それがメールコミュニケーションのなせる業です。

ちゃんとしたコミュニケーションを取れれば、相手も反応してくれるんです。

自動生成したようなメールよりも、オリジナルの文章でメールを

自動生成したような、「商材を添付したので、読んでください」「商材をアフィリエイトとしてもらえませんか?」というようなメールが後を絶ちません。

それは、悪いことではありません。テクニックとしては、有効でしょう。でも、きちんとしたコミュニケーションをとろうと思って書かれた文面ではないのです。どうしても文章の端々から「稼いでやる!」というにおいがプンプンにおいます。

そして、「相手がどう思ってもいいや。」という雰囲気も感じさせられるのです。

相手の心を掴む文章かどうかが決め手

メールは、数を送れば良いというものではありません。大切なのは、相手にどれだけマッチした文章を書けているかどうかです。これさえわかれば、メルマガも、メールコミュニケーションも、数段レベルアップするでしょう。

いろんな場面で問い合わせや依頼メールを送ることがあると思います。

「どういうメールが心を掴むか」これを考えてみてくださいね!知り合いに送るくらい、丁寧なメールを書く。これが鉄則です。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。