相互紹介で読者を増やす

相互紹介の基本から、ちょっとしたコツ

相互紹介とは、メルマガの読者を増やす一般的な手法です。
お互いが持っているメルマガで、相互に紹介しあうのです。

Aさんは自分のメルマガの中でBさんのメルマガを宣伝し、逆にBさんは自分のメルマガの中でAさんのメルマガを紹介するのです。

メルマガの中でメルマガの宣伝をしているケースってありますよね?
それが相互紹介なのです。

そうすると、お互いコストをかけずに宣伝することができます。

読者がある程度重なっている可能性はありますが、それでもきちんと移行します。
これによって獲得できる読者数は、一般的には、発行部数に対して0.1%~2%程度となります。
もし、1万人の読者を持っているメルマガに掲載してもらった場合は、10人~200人が予測値となります。

しかしながら、この率は大きく減少していく傾向があります。
メルマガの購読が飽和状態になっているためです。

また、読者の移行率には、差があります。
これは、紹介をしてくれるメルマガの読者が持っている発行者(紹介者)に対する信頼度、メルマガ読者が興味の持てる紹介先か、などにもよります。

そのため相互紹介の相手を捜すときには、闇雲に探すのではなく、きちんと読んでもらえているメルマガなのか?を考慮する必要があります。

そのためには、相互紹介をしたいと思う相手のメルマガを読んでみて、単純にあなたが「いい」と思えるものを選べばまず間違いありません。

ここでは、相互紹介を受けてもらえていないケースをご紹介します。
逆に、どうやったら受けてもらえるのかを考えてください。
これから依頼をする方や、すでに断られている方は、以下をご参考にもう一度自分のメールを見直してください。

断られる相互紹介<5選>

初めてのコンタクトが相互紹介の依頼

はじめて来たメールが相互紹介の依頼の場合。
いくら丁寧に書いてあっても、毎週数件の紹介依頼が来ていると、優先順位は「知り合い」「発行部数の多い方」などになってしまいます。

これを避けるためにも、知り合いになってから、相互紹介を依頼するという流れを取りたいものです。
正直・・・知り合いの依頼は断りにくいものですからね(笑)

なれなれしい口調で書かれているもはお断り

全く知らない人から友だち口調で「やあ!」なんて声をかけられたらどう思いますか?
あんまりいい気はしませんよね?

でも、相互紹介の依頼で、いきなり「知り合いだっけ??」と思えるような語り口調のものが送られてくることがあります。

あくまでも『依頼』をする側は、ビジネスのマナーにできる限り乗取って文章を書く必要があります。(必要以上に堅くなることはありませんが・・・・)

情報が少ない

どのようなメルマガで、発行部数が何部なのか?の明記がないもの。
記載されているのは、メルマガのURLのみ。
嘘みたいですが、そんな依頼が存在しているんです。

このURLをクリックして必要な情報は自分で探してください!というスタンスです。
ちょっとこれは無神経ですよね。

機械的に処理しているのが分かってしまう

依頼文が丁寧でも、コピー&ペーストされていることがあからさまに分かってしまうもの。
これは、「誰でもいい」という気持ちが伝わってしまいます。

相手に対しての「唯一の文章」が入っているといいですね。
発行者としては「私」を選んでくれたという気持ちが入っているとやっぱり嬉しいものです。

相互紹介の依頼だけでさっぱりしたもの

簡潔すぎる依頼というのは断られる可能性が高いものです。
せめて相手のメルマガを読んだ感想など、相手がプラスに感じる情報を付加した方がよいでしょう。

あなたが相手のメルマガを相互紹介相手に選んだのには、何らかの理由があるはずです。
それを一言書くだけで結果は変わります。

断られているメルマガに共通な理由というのは、ご覧頂いてわかるように本当に単純なものです。しかし、これによって相互紹介=迷惑なものと考えてしまっている発行者も実際に存在しています。

これからメルマガを出す人達のためにも、気持ちよく相互紹介をしていきたいものですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。