さらに配信効果を上げるための7つのチェックポイント

効果アップを狙って内容を見直す

メルマガを発行したものの、なかなか成果がない、ビジネスへの効果が上がらないこともあるでしょう。 「解除が多い」「読者からの反応がない」というときは、メルマガの見直しをしましょう。

原因を調べずに放っておいてもメリットはありません。 メルマガの効果的な使い方を再考するため、読者アンケートを取るもしくはアクセス解析を行うなどの処置をとりましょう。

チェックポイント

1.長さ・文字数

長すぎて読みたくなくなる。 もしくは、短すぎて得るものが少ないと判断されると解除されてしまいます。

2.見やすさ・装飾

メールソフトで見るので、目に優しいメルマガである必要があります。見にくいとストレスになり、読んでもらえなくなります。

3.コンテンツの質

誰に対して、何を、どのように配信して行くのか。 それを常に念頭に置かないと、ぼやけたメルマガになり、情報の価値が低くなります。 残念ながら、ゴミ箱行きです。

相手にとって得をする情報がなければもちろん解除です。 相手に何を与えているのか、売り込みばかりになっていないか、常にチェックしましょう。

4.文体

読者との距離感が大切です。遠慮がちになって遠くに行ってしまっても、距離感が近すぎるのも問題があります。 書く人のキャラクターによって許されるケースもありますから、メルマガに合った文体であるか、常にチェックが必要です。

5.広告の量・質

広告が多く、メインコンテンツの割合が少ないと、解除・迷惑メールと思われる可能性があります。

テーマに関連する広告であれば「良い情報」として受け取られることもあるでしょう。 メルマガのテーマとまったく関係の無い広告を掲載していると、そのスペースは意味の無いスペースになります。 ブランディングにも影響してきます。

究極は広告を載せないことですが、ビジネスモデルの中に組み込まれているのであれば、広告の内容には細心の注意を払いましょう。

6.配信頻度

配信時が解除を考える最大のタイミングです。 配信頻度が増えれば増えるほど、シビアな目で見るようになり解除率が高まります。

月一回の配信であれば、「まぁいいかな」ですむかもしれません。 毎日の配信であれば、受け手によってはスパムメールと同じ印象を得ることすらあります。

7.アドレス獲得方法

サイトから集めているのか、広告で集めているのか、集め方を検証する必要があります。

懸賞などを使ってアドレスを集めた場合、数は集まりますが、多くは商品が目当てで、登録されたメルマガにはほとんど興味を持ちません。 そのため、送られてきた内容には興味を持たず、多数の解除が出る可能性があります。 誇大広告を出していないか、もしくはテーマと全然関係のないえさで釣っていないか、これもチェックポイントです。

読者がたくさん減るのであれば、多くの方が感じている共通の理由があるのです。
また、解除しないまでも、それを問題として認識している読者は多いと考えるのが妥当です。

この状態がしばらく続けば、かなりの率で解除されてしまいます。
それを様々な点から見直していくことがメルマガ発行の基本でもあります。 がんばりましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。