有料メルマガを始める前に

読者数を予測する

有料メルマガを始める前には必ず市場予測が重要です。

いくら良い内容であっても、「お金を払ってでも読みたい」と思ってくれる読者がいなければ意味がありません。読者がいなければ、そのクオリティを維持するのは大変です。

「読者が何人集まりそうか」という具体的な目安を持つことが重要です。

無料メルマガを出したことのある人であれば分かると思いますが、読者を増やすことはとても大変です。
無料でさえ難しいのですから、有料になればもって難しくなることは簡単に想像がつくでしょう。

「なかなか読者が増えない」という苦労は、メルマガ発行者なら誰もが通る道です。

読者を増やすために、

  • 周囲への告知
  • 相互紹介
  • プレゼントキャンペーン
  • 無料レポート提供
  • リスティング広告
  • メルマガ広告
  • DM(郵送・ファクス)
  • アフィリエイト

などなど、できることを片っ端からやって、頭を使って何とか集めるのが読者です。

しかし、どんなに努力しても読者が集まらないことがあります。
読者がまったく集まらないためにメルマガを続けるモチベーションが低下。
最初は週に1回だったメルマガ配信が隔週1回になり、月に1回になり、いつしかメルマガ配信間隔がどんどん空いていき、気づいたら自然消滅。これは実際によくある話です。

試しに「まぐまぐ!」の無料メルマガを見てください。「週刊」と書いてあるのに2~3カ月放置されているメルマガがたくさん見つかるはずです。

絶対に継続できる自信はありますか?

このような「放置」を有料メルマガでやってしまったらどうでしょう?
有料メルマガは不定期というわけにはいきません。

【内容】○○○○○○○○○○○○○○○○○○
【著者】○○○○○
【価格】○○○円/月(1配信あたり約○○円)
【発行周期】毎週○曜日、月○回発行
【発行形式】PC・携帯向け/テキスト形式

などと、発行当初に読者へ伝えます。それは、読者への宣言であり、約束です。

その約束に対して、購読料を頂戴するのです。
内容が変わってしまうのはもちろんのこと、配信曜日がずれたり、配信回数が減っては契約不履行です。

無料メルマガであれば「いま忙しいので配信回数を減らします」と言ってもある程度は理解してもらえますが、有料メルマガは即解約に繋がります。失うものは読者だけにとどまらず、信用も失います。

有料メルマガは覚悟をもって取り組まないとビジネスに悪影響を及ぼすのです。

初めてメルマガを出すときは

初めてメルマガを出すならば、まずは無料メルマガからスタートすることをオススメします。

  • 自分に書けるか
  • 続けられそうか
  • 読者に受けそうか
  • ネタは切れないか

これらを判断してから、有料メルマガを検討しても遅くはないと思います。
無料メルマガである程度の感触がつかめたら、有料メルマガを始めても良いでしょう。

その場合、事前にメルマガの中で

どのような内容がよいですか?
あなたは○○円だったら読みたいですか?

と具体的に調査をしてください。無料メルマガ読者の意見を集約し、その数字を少し低く見積もったところが有料メルマガの実態予測値です。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/一般社団法人PAG 代表理事/実践塾シェアクラブ 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。