「何のために」は、メルマガ読者獲得の大きな鍵。

通常メルマガに登録していただくためには

  1. PDFの豪華なレポート
  2. 音声ファイル
  3. ノウハウ動画

など、何かの動機づけになるような“フック”を準備するのが常です。私は年に1回、メールに関するアンケート調査を行うのですが、そこではAmazonのギフトカードをプレゼントとして準備しています。

しかし、これはおそらくフックにはなりにくいでしょう。なぜならもちろん回答者全員ではなく抽選になりますので、「当たるかどうかもわからない」ことに多くの時間や労力を費やそうと思う方は少ないからです。

それでもアンケート数が集まるのはなぜか?

私が年に1回、メール教育について調査をしていますが、毎回1,500件から2,000件以上の回答が集まります。もちろんフックとして様々な特典はご用意しておりますが、それが理由で集まっているようには思えません。
つまり多くの方が善意で回答してくださっているのではないか。そう感じざるを得ないのです。

例えば回答にかかる時間が10分だとします。この10分があれば他にどんなことができるでしょう。

  1. 書籍だったら20ページくらい読めるかもしれません。
  2. 徒歩なら700メートルくらい進むでしょう。
  3. ちょっとした打ち合せもできるでしょう。
  4. コンビニに寄って買い物をして戻ってこられるかもしれません。

このように「10分」という価値を多くの方から分けていただき、この調査が進められている。その事実を考えたときに、嬉しくてたまらなくなりました

1,500人の方の10分ですから15,000分。約10日分の時間です。一人一人の力を集めると本当に大きなものになるなぁと感じます。

世の中のためになることには、多くの協力が集まる。

メルマガの配信というのはあくまでも自社のため。そのための告知をやってもなかなか人は動いてくれません。しかし、こうして世の中のためになるアンケート調査だと自発的に拡散して下さる方が多いのです。こう考えると「何のための調査なのか」というのは非常に重要ですね。

この「現象」を客観的に考えてみたのですが、人が紹介をしたくなる仕組みがあると拡散します。紹介した人も「いいものを紹介した」と思ってもらえるようなもの。こういった公的に近い調査ものというのはまさにこれに当たります。

もう12年前から始めた調査ですが昨年から急激に拡散の手応えを感じるようになりました。こういった「いいものを紹介したい心理」をメルマガ読者獲得に入れていくと、面白い結果に繋がりそうですね。

メルマガを取り入れたビジネスの仕組み作り!即興アドバイス付きセミナー
平野友朗の日刊メルマガ『0.1%の成長』(無料)