先日知人の方とランチをいただきながら、次のような質問をいただきました。
年間100本の講演をやっているそうですが……
これだけいろんなことをまじめに取り組んでいて、大変じゃないですか?
はい、確かにめちゃくちゃ大変です(笑)。でも、まじめにやらない方がもっと大変だと思うんです。
私は、比較的、効率を重視し、合理的な判断を好む傾向があります。その傾向は、仕事に取り組む姿勢にも出ているのです。もちろんそれは、毎日執筆しているメルマガにも同じことが言えます。
メルマガの量を2.5倍にしたことで、生産性が1.5倍アップ!?
なぜ、毎日欠かさずメルマガを書き続けているのか? それは、毎日メルマガを書く方がトータルで見ると効率アップに繋がるからです。
私はもともと週2回でメルマガを配信していたのですが、2012年の秋からメルマガの配信頻度を週5回、2.5倍の量に増やしてみました。
その結果、
- コンサルティングの依頼が途切れない
- 告知したいタイミングで告知が出来る
- 紹介したいタイミングで紹介できる
などのメリットを体感することができています。
今まではいろんな苦労をして時間をかけて、集客のために努力をしていましたが、メルマガを書き続けることによってその苦労から解放されました。メルマガにかける時間自体は、1.2~1.5倍くらいに増えています。しかしその分、別の時間を削減することに成功しています。トータルで考えても、時間や労力のコストが減っていることを実感しています。
労力を分散させるから、効率が悪くなる。
私の場合、メルマガの回数を増やすことによって、ここにかかる時間や労力自体は高くなってしまったものの、全体的な時間・労力のコストは大幅に削減することができました。さきほども少しお話ししていましたが、それまでは様々な媒体やツールを使い、集客を試みていました。たとえばセミナー告知サイトに投稿をしたり、SNSでアップしたり、もちろんメルマガでも紹介したり……。使える手は、ありとあらゆるものを使っていこう!というイメージでしたね。
しかし、それをすることによって自分の労力が分散されてしまいます。もちろん間口が広がることはとても大切。しかし、確度の低い間口をいくつも増やしても、生産性の面では質が高くはなりません。それよりも間口を狭くしたとしても、その1つの間口の質を高くすれば、私のケースのように時間・労力のコストをトータル的に下げることが可能になるはずです。
もちろん、労力をつぎ込むツールを間違えると、いくら質を高めても効果は見込めないことは言わずもがな。しかしメルマガは、企業がメールを使わなくなる日まで効果を見込むことができます。となると、一点集中させる価値は十分に見出せるのではないでしょうか?
まじめにやることの、他のメリットとは?
まじめに打ち込むことによって、大きな成果を掴むことができるようになります。これだけでも大きなメリットに感じるかもしれませんが。まじめにやるメリットはそれだけではありません。
まず手を抜くと、トラブルになる可能性がかなり高くなります。そしてトラブルになると、解決のために時間がかかります。その時間は、ちゃんとやっていたら発生しない時間です
。つまり、はっきりいってかなり「ムダ」なのです!まじめに取り組むことによって、トラブルを回避できる確率が上がります。もしくは、小さな段階で芽を摘むことが出来ます。私も起業当初や会社員時代は、トラブルがありました。そして、解決のために多くの時間を使ってきました。しかし、今はほとんどありません。
非効率な状態になっている方の多くが、自分で非効率な状態を作り上げているケースが多いのです。合理的に効率を考え続けたからこそ出た結論。それが「すべてにまじめに取り組む」ということでした。