読者さんから、次のような質問をいただきました。この場を借りてお答えしますね。
(より短期間にたくさんの方にアクションを取る)ことが多くなって
きたように感じます。
急がば回れという諺もありますが、もし平野様が企業に所属していて、
上層部から持っている顧客リストに対して直ちにメール(マガジン)を
送れ、といった要請を受けたとしたらどのようにされますか?
※ちなみにこのリストはメールマガジン購読者以外が含まれるとします
このようなシチュエーションは、いまだにありますね。
いきなりメルマガは活用しない!
- 「メルマガというものがあるらしい、すぐに取り組むように」
- 「メルマガはまだ使えるらしい」
- 「あの会社はメルマガで成果を出しているようだ」
このような噂を聞いた上司が、すぐに部下に号令をかけることがあるようです。ちなみに、「詳細は自分で調べてやるように」との一言が追加されることが多いようです。
まず私ならば、「メルマガ」は送りません。なぜなら、いきなりメルマガを送ると、お客様はビックリしてしまうからです。
私も凄く昔に名刺交換した人からメルマガが届くと、嫌な気分になることがあります。これは非常にマイナスです。
企業として、相手の印象を下げるような行動をすることは賢明ではありません。しかしだからといって、メールを活用しないというわけではありません。少しテストをしながら、メールを活用していくということです。
では、どうすればいいのか?
私であれば、まずは同報配信可能なASPを短期間でレンタルします。1カ月間の短期利用のものがあればそれを使います。また、無料期間があればそれを使うかもしれません。
無料ならば上司もOKを出すと思いますが、有料ならば渋るかもしれません。そのため、NGが出たときのことも考え、無料で配信できる、ソフトの選定も同時に行ないます。
配信システムがきまったら次はリストの精査です。
持っているリストを複数のグループに分け、送る文面を考えます。もしリストが100件程度と少ないなら、それぞれに「一言」を入れられるようにデータを作ります。
本文は同じですが、最後に一言はいっていると1対1のメールだと思い、返事を下さる方が増えるでしょう。
メルマガのようなごてごてしたものではなく、メールのような形式で文章を書きます。そして、展示会などであれば、なぜ来て欲しいのか参加することにどんなメリットがあるのかを書きます。
そして、最後に個別の一言を挿入します(システムを使えば簡単にできます)。
まずはテストし、結果を持って上司に相談へ!
おそらく返信率は3~5%程度になるでしょう。その他にも、URLのクリックなども含めると、10%程度のアクションを想定して動きます。
おそらく上司は半信半疑のはず。しかしこれだけの成果が出たら、システムの導入を検討するでしょう。
- 手動(半自動)で凄く時間がかかった。
- それでも成果が出ている。
- 有料のシステムを入れたらどれがけメリットがあるか
を訴えると、上司もさすがに納得してくれるでしょう。
そしてこの様な配信が軌道に乗ってから、「メルマガ」に取り組むでしょうね。