メルマガを「ゴミ」だと思われないためにできることとは?

前回のコラムでは、『メルマガは「ゴミ」なのか?』についてお伝えしました。

メルマガは「ゴミ」ではありません。しかし、送り方や定義、提供価値を間違えると「ゴミ」になります。今日はここについて、前回に引き続きさらに掘り下げていければと思います。

「メルマガ運用の目的」を忘れるべからず!

そもそもメルマガを配信する上で達成すべき目的というのは、どういうものになるのでしょうか?

それは企業や個人など、個々によって違うものの、共通点としては「自社の利益」のはず。

例えば

  • 商品・サービスの販売
  • 既存顧客との関係性の構築
  • 見込客への自社の認知
  • 取引にブランクのある相手との関係性の再構築

なども利益として挙げられますよね。

たしかにそこを達成するために必要なプロセスとして「読者増」「メールの送信」というのは必要です。しかしそもそも目的達成に繋がらない読者を増やしても、目的達成に繋がらないメールを送信しても意味はない。メルマガ運用者はここを理解しなければならないのです。

私は必要な人にしか読んでほしくありませんので、いつも解除してもらいやすいように導線を引いています。これによって、いらないと思った人は簡単に解除できるので、ストレスになることはありません。読者に対するこうした配慮も、メルマガ運営を行う上では必要なことになるのです。

メルマガ運用をする上で、絶対にやってはいけないこととは?

メルマガを運用していく上でやってはいけないのが、「解除を難解にすること」です。

これは昔の会員制ウェブサイトなどでもよく見かけるのですが、

  • 解除フォームや会員解約フォームの場所をページで何重にも誤魔化す
  • 問い合わせをしないと解除できないようにする
  • 解除ボタンの文字やボタンをかなり小さく設定する

といった対応をとることによって、解除や会員解約をさせにくくしようとしているのです。

たしかに解除をしにくいと、解除をあきらめる人もいるでしょう。しかしだからといって読んでくれるわけではなく、ただメールの振り分け設定で「ゴミ箱へ直行」に変更するだけ。こうなってしまったら、そのメルマガは「本当にゴミ」です。

あなたのメルマガが「ゴミ」と認識されないように。

弊社のビジネスメール実態調査によると99%の人は、1日1回メールを見ています。メルマガはメールボックスに届くものです。そしてメールボックスに届いた段階で、初めて取捨選択されるのです。

そこで「不要なもの」として認識されたら、次回からは、送信者名や件名の特徴から削除されることになります。いらないと思ったメルマガが届く度に【○○さんはいつもゴミを送ってくる】というような印象が強くなっていくのです。

だからこそ、すべてのメルマガに全力投球。手を抜かないというのは大事です!

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