反応率と反応数の罠

読者数が気になり、反応率と反応数に振り回されていませんか?

メルマガの発行者が日々思い描くのは反応率をいかに上げるか?ということです。

反応率が0.3%上がっただけで大喜び。
反応率が0.2%下がっただけで落胆。

そういう場面に何度も出くわしています。

たったそれだけでも事業で考えると大きな影響があるのは明白です。
だからこそ、真剣な担当さんはこの数字をきちんと追っています。

確かにメルマガのクリック数というのは1つの指標になります。
でも、注意して見て欲しいのは、反応率ではなく反応数です。

たとえば・・・

読者数100人のメルマガで反応率が10%(10名)
読者数500人のメルマガで反応率が6%(30名)

この2つの場合、あなたはどちらが優秀なメルマガだと判断しますか?

私の場合は、2.を優秀だと判断します。

読者数が増えれば増えるほど反応率は落ちるものです。

1対1で送ったメールには必ず返事が来ると思います。
しかし、BCCで10名に送った場合は、返事ってなかなかこないと思います。

この原因は、読者である対象者がぼやけてしまうことにあります。
対象者がぼやけてしまうと「自分は関係ない」と思ってしまう人が増えるため、反応が落ちるのです。

そのため、私がコンサルティングをするときも反応数を重要視します。
それを補足するものとして反応率を見ます。

たとえば、メルマガ広告を出す場合も一緒です。
クリック率が他の媒体より高い低い。
ということは何の意味も持ちません。

それだけで媒体の力があるか無いかは判断できないのです。

このときの指標は、1クリックあたりの広告費。
これを考えなくてはいけません。

1通あたりの配信コストではなく、1クリックあたりのコストこれが大事なのです。

わかりやすく言うと

読者数10万部、広告費5万円、クリック数100名
読者数5万部、広告費5万円、クリック数80名

という2つの媒体があった場合を考えてみてください。
一見すると2.の媒体の方がクリック率も高いので優秀なように見えます。

確かに2.は反応率の高い媒体なので優秀かもしれません。
しかし、広告のコストパフォーマンスとしては1.の方が優秀といえます。

単純に1クリックあたりのコストを計算してみると

・・・500円
・・・625円

となります。
これで一目瞭然ですよね!

反応率と反応数に振り回されていませんか?と冒頭で書きましたが、今あなたにとって必要な数値がどちらなのかを考えて使い分けていきましょうね!

結局は、読者の数を増やしたいからこそ率を見ているだけだと思いますよ。

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ABOUTこの記事をかいた人

平野友朗。株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役/一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事/ビジネス実践塾 主宰。 1974年、北海道生まれ。筑波大学人間学類で認知心理学専攻。広告代理店勤務を経て、2003年、日本で唯一のメルマガ専門コンサルタントとして独立。メールコミュニケーションの専門家として知られる。得意とする分野は、メールマーケティング、メール営業、時間短縮などの業務改善。ウェブマーケティングの戦略立案やメルマガ・ウェブサイトの改善。メディア戦略を含めたブランド構築や出版プロデュースなど多岐に渡る。自らのメルマガ「平野友朗の思考・実践メルマガ【毎日0.1%の成長】」では、コミュニケーションデザインやウェブマーケティングに有益な情報を送り続けている。